プログラム開発

プログラム開発

プログラム開発

洗練されたプログラムは、
気配りから生まれる。

厳選されたツールは、まさに「少数精鋭」。

プログラム開発の分野において、対応のスピード感や正確性に対する要望は年々高くなっている。入稿されたデータの不備、入稿時間の遅れ、印刷工程の遅れ。さまざまな要因のアクシデントがあっても、納期はほとんどの場合変更はできない。常に時間との闘いである。その中で効率と確実性を追求した結果、標準化ツールの徹底的な追求という方法にたどり着いた。
標準化ツールの開発は、作業者の声をベースに進められる。ツールへの要望は「管理シート」として開発者に伝えられ「標準化会議」で検討される。有効性が認められ、開発されたツールは「認定ツール」として現場に投入される。現在、認定ツールの数は20程度。これらのツールを組み合わせて行った処理は3,000を超える。無闇にツールの数を増やすことは、より高度な標準化の妨げとなる。だからこそ、厳選に厳選を重ねたツールだけを残し、その運用ルールを作業者を含めて練り上げていく。この取り組みの結果、データや仕様に不備がなければ、データがプログラム開発部署に届いてから、60分で印刷開始できるデータが準備可能となった。

「王道モジュール」で日本一を目指す。

プログラム開発部門は何度も壁を越えてきている。個人スキルに依存した開発を、組織によるプログラム品質の保証へと発展させる壁。市場のニーズに伴い増加するメンバーの育成という壁。当初はOJTに依存していた教育方法から、手順・ノウハウを目に見える形としてまとめ上げた「作業標準手順書」を基本とした教育へと転換を図ることで、この壁を乗り越えようとしている。
次の目標は「王道モジュール」を完成させること。「正しいことを正しい手順で正しく行う」をコンセプトにツールを見直し、より洗練された処理フローを確立する。ツール整備だけではない。コンセプトにある「正しさ」 についてメンバーが共通認識を持つ場を設定し、より組織力の基盤を固めていくことも重要である。プログラムはデジタルの世界に存在するが、そのモジュールの内部はデータへの気配りがあり、モジュールは利用者への気配りに満ちている。それが福島印刷の目指すプログラム開発である。