品質保証力 製造-角信弘
品質保証力 製造

品質基準は「お客さまとの約束」。
角信弘Nobuhiro Kado

生産プロデューサー室プロデューサー
(工学部経営工学科卒 / 2004年入社)

剥離値管理がものづくりの生命線。

ページが圧着されたDMはがきの基本的な機能を言葉にすると、実にシンプルなものです。「配達中に開封してしまってはいけない。でも、消費者の手元に届いた時には開封できなければならない」。当社は全国の通信販売会社様の販促DMだけでなく、請求書や督促状といった事務通知物も数多く取り扱っています。これらの印刷物には消費者の大切な個人情報が印字されていますから、途中で開封するような「事故」が絶対にあってはなりません。

DM加工の生命線とも言えるこの剥離値コントロールに、私たちのノウハウが凝縮されています。DMはその用途に応じて紙質も違えば、糊の種類も違う。それらをすべて数値で管理し、品質維持に努めています。剥離値を上げる、つまり強く圧着すれば途中で開封するリスクは低減できる。でも、いざ開けようとすると紙が破れる可能性がある。お客様が消費者に伝えたい気持ちを、伝えたいそのままの形で製造することが私たちの責務だと考えています。

大切なのは、使われ方の理解です。私たちが創るDMが市場でどのように使われているかを具体的にイメージできるか。課の職場会議でもメンバーから積極的に品質改善に関する意見が出てくるようになったし、実際にトラブルも減ってきています。課全体で共有し合ったり、自主的に助け合ったりできる空気が出てきたのは嬉しいですね。

品質保証力 製造-角信弘

お客様の落胆した顔は決して忘れない。

決して忘れることのできないクレームがあります。剥離値の管理ミスが原因でDMの紙剥けが発生し、お客様に大変なご迷惑をおかけしてしまったのですが、現場の責任者として状況説明に伺った時にお客様からこう言われたんです、「あの福島印刷さんがこんなことを…」。胸が痛みました。当社に寄せていただいたであろう信頼を裏切る結果になってしまったことに。歴代の先輩方のたゆまぬ努力で積み上げてきたものを揺るがしてしまったことに。

トラブルを出してしまったら、やるべきことは二つです。一つは状況を冷静に判断して適切なリカバリ対応を取ること。もう一つは、なぜミスが起こってしまったかの真因を分析し、同じミスを再発させない対策を実施することです。クレームやトラブルから学ぶべきことはたくさんあります。それらをチェックシートの形に集約したのが初物検査記録です。このシートには数多くの悔しさと痛みと怒りが文字どおり刷り込まれています。

私が配属された当時は6名だったDM加工課も、いまや15人の規模になりました。DMナンバーワン工場を目指す福島印刷の名に恥じない部署にしていきたいし、私もマネジャーとしてもっと成長したい。お客様のあんなに落胆した顔は二度と見たくありませんからね。

品質保証力 製造-角信弘

CAREER STEP

  • 2004年12月~2005年8月 BF加工課多機能加工担当
  • 2005年8月~2013年8月 DM加工課多機能加工担当
  • 2013年8月~ DM加工課マネジャー
  • 2016年9月~ DM課課長
  • 2020年9月~ 生産プロデューサー室プロデューサー

業務内容

版面データが印刷され、個人情報が印字された用紙を、ダイレクトメール(DM)の形状に加工するラインである。ロール状に巻き取られた用紙に糊が塗られ、折り→圧着→断裁を経て、当社の主力商品である積層DMが完成する。